政府が推進する少子化対策の拡充案の柱である児童手当が18歳まで延長されることが決定し、話題になっていますね。
子育て中の方には特に気になるニュースですよね。
そこで、今回は児童手当が18歳までの延長はいつからか、支給内容条件や支給日について詳しく調べてみました。
児童手当を受給できる対象の方は、最後までしっかり読んで内容を把握しておくと役立ちますよ!
児童手当 18歳まで延長はいつから始まる?
現行の児童手当は中学生卒業までを対象としていますが、それより3年間延長されることになります。
それによって、児童手当の支給対象が18歳まで引き上げられることになります。
児童手当が18歳までの延長は、2024年10月分からとなっています。
現行の児童手当制度については内閣府の公式サイトで確認できます。
児童手当制度のご案内: 子ども・子育て本部 – 内閣府 (cao.go.jp)
児童手当 18歳まで延長支給の内容は?
児童手当支給の金額が現行の支給額からどのように変わるかまとめてみました。
子どもの年齢 |
現状 (所得制限あり) |
拡充案 (所得制限なし) |
||
0~2歳 | 15,000円 | 15,000円 | ||
3歳~小学生 | 10,000円 | 第3子以降 15,000円 |
10,000円 | 第3子以降 30,000円 |
中学生 | 10,000円 | 10,000円 | ||
高校生 | なし | 10,000円 |
※金額は月額の支給額です。
2024年度の拡充案では、支給期間について「高校卒業まで延長」と記載されていますが、18歳だと高校に進学せず就職している場合もあります。
就職している場合、支給されないのか気になるところですが、職業に関係なく要件を満たせば支給される方向です。
子どもが働いていても、親と生計が同一で子どもの面倒をみていれば支給要件を満たすことになります。
ただし、子どもが独立して一人暮らしをしたりして生計も独立していれば、支給対象外となる見込みです。
また、現行では所得制限(所得制限限度額以上で所得上限限度額未満の場合、特例給付として月額一律5,000円を支給)がありましたが、拡充案では所得制限はなくなります。
注意が必要なのは、第3子以降の支給額についてです。
一見、第3子は30,000円ももらえる!と思いがちですが、長子の年齢と3番目のお子さんの年齢が離れていると、第3子扱いにならない時期も出てくる可能性があります。
なぜなら、長子が19歳の学齢に達すると「第1子」の扱いから外れることになり、2番目のお子さんが「第1子」の扱いになるためです。
3番目のお子さんは「第2子」ということになり、小学生の間もらえる金額が15,000円⇒10,000円と減額されます。
児童手当 18歳まで延長の支給日は?
児童手当の支給日は毎年6月、10月、2月の年3回に分けて支払われます。
例)10月の支給日⇒6~9月分の手当が支給されます。
前月分までの4か月分をまとめて支給するという形です。
支給方法については、現行と変わりないようです。
では、18歳のいつまで児童手当が支給されるかというと、高校卒業までとなります。
18歳の誕生日を迎えた後、初めて迎える3月末までが対象となります。
支給日については、住んでいる自治体によって異なるので、自治体から届く通知をご確認ください。
まとめ
政府が推進する少子化対策「こども未来戦略方針」の柱である、児童手当の拡充案について解説しました。
児童手当は現行の中学生卒業までの支給から、高校卒業(学齢で18歳の誕生日後、最初の3月31日)までの支給へ期間が延長されることになりました。実質3年間延長されることになります。児童手当の拡充は2024年度中に実施されます。
お子さんがいらっしゃるご家庭は、ご自分のお子さんの対象期間や支給金額を知っておくと養育費等の試算に役立つと思います。ぜひ参考にしてください。